ワインには様々な種類があり、産地、ビンテージとすごく複雑に感じます。
ですが、初心者の方でも自分がどんなワインを飲みたいのかで選び方が違います。
何よりも一番おすすめなのはやっぱり買う店のソムリエに聞くのが一番です。
お店のワインの特徴を知っている、自分でワインを仕入れていることが多いからです。
そして膨大なワインの知識を持っているからです。
ですが、少しでもワインを勉強すればするほど楽しく、ワインを飲む時の感じ方も変わってくるでしょう。
そこで、ほんの少しの知識でよりワインを楽しんでいただけるように今回は簡単にご紹介します。
赤ワイン白ワインの違い
白ぶどう、黒ぶどうがあり基本的には白ワインは白ぶどう、赤ワインには黒ぶどうで作られますが、黒ぶどうからも白ワインは作れます。
白ぶどうから赤ワインは作れません。
ロゼワインは基本的には赤ワイン用の黒ブドウから造られるロゼワイン(白ブドウを使う場合もあります)。大きくは、白ワインと同様の製法で造られる場合と、赤ワインの製造過程で造られる場合に分けられます。
詳しくはまたの機会にお話しします。
ワイン選びで困ること
- 渋いのか
- 甘いのか?辛いのか?
- 酸味
- 重い軽い
- 産地
- ビンテージ
- 高価なのか
- 知識がない

渋いのか
これは基本的に赤ワインを選ぶと黒ぶどうの果皮も種も一緒に漬け込んで造る為に渋味は感じられます。ただこれのお陰で旨味や複雑味が増すので簡単に答えはでません。
赤ワインの中でも渋みを感じないワインを選ぶことで飲みやすく感じられます。
渋みや苦みが苦手な方は、まずは白ワインから飲むのをおすすめします。
また品種でも特徴があるので自分が飲んでいるワインが何のブドウ品種で作られたワインなのかを知るだけで、次に飲むワインの選び方が変わるでしょう!
甘いのか?辛いのか?
甘味を気にされる方は多いかもしれませんが、ワインは辛口から甘口まで様々です。最終的にワインの中にどれだけ糖度が残っているかで甘味は変わります。
基本的にワインは糖度があることによりアルコールになる為、糖度が残ることは少なくなります。
酸味

ワインの酸味は葡萄の育つ土地の気候条件に多く影響を受けます。酸味を豊かに含んだものから、おだやかなものまで、それぞれの風土を反映した味わいと特徴がでます。
酸味はワインに爽やかさや引き締まった印象を与えるため、味わいに欠かせることのできない要素です。酸が多すぎるとギスギスした感じになり、逆に酸が少なすぎる場合は鈍くキレのない悪い印象を与えます。
重い軽い

重いや軽さはワインが持つ重量感です。人は自然に口の中で重量感を感じています。そして味の複雑性や香りの広がり、余韻の長さなどを表現しています。
軽く水のような液体を口の中に入れてもサラサラであったり余韻を感じることはないと思います。
この重量感をワイン用語で「ボディ」とも表現します。
赤ワインだけでなく白ワインでも重いワインがありますし、ロゼワイン、スパークリングワインにも重いワインはあります。フルボディは重いとき、ミディアムボディは中間のとき、ライトボディは軽いときという表現が使われております。
はじめに口に入れたときのインパクトが強く、口に含んだ瞬間に香が広がっていくワインはフルボディであることが多いです。そのような印象のワインはアルコール度数が高く、タンニンが多い、樽による熟成香があるワインが多いです。
産地

ワインといえばどこの国を思い浮かべますか?私はフランスが一番に頭に浮かびます。これは人それぞれですが今では様々な国でワインは作られていますので作られている産地どこを思い浮かべても正解です。もちろんこの日本でも多くワインは作られております。最近では山梨県、長野県、北海道以外でもワイン造られています。
伝統的生産国といえば、フランス、イタリア、スペイン、ドイツとヨーロッパになります。
ニューワールドといわれる、アメリカ、オーストラリア、チリも有名です。
ここではどの産地のワインが好きなのか、飲み比べてみるとわかりやすいのですが、まずは気候で考えることをおすすめします。
冷涼なのか温暖なのかでブドウの成熟度が変わります。もちろん生産されているブドウの品種も違いはありますが、その風土にあった品種を選んでいる生産者が多いです。
品種によってはその気候では育てられない、難しいといったこともあるからです。
温暖な気候で尚且つ気温が1日で昼間暑くなって夜急激に涼しくなるといったところで造られたワインはブドウの糖度が高くなることが多く、香豊かでアルコール度高く、余韻が長いワインとなりやすいです。
冷涼な産地で造られたワインには、酸があり引き締まった切れのあるワインが多い傾向です。
ただ簡単にそれだけでないのがワインの難しいところではあります。
土壌からのミネラルや風がもたらす影響、雨といった様々な環境があるのでより難しくさせますが、まずは簡単に温暖な気候、冷涼な気候で考えて大丈夫です。
ビンテージ

ワインに書いてある1998年や年号がビンテージであり、そのほとんどがその年のブドウで造られております。
このビンテージの表記がないワインに関しては色々な年のブドウで造られている可能性があります。ワインはただ古ければ良いのではなく、そのワインに合った飲み頃が存在します。
高価なのか
これは値段が書いてあればすぐに分かります。あとはワインの分かりやすい価値でもあります。もちろん作り手のこだわりで高くなってしまうワインや、気候によって生産量が少なくなってしまって値段が上がる場合もあります。レストランで飲む場合はソムリエに相談して予算内で選んでもらうことをおすすめします。
高価なワインで有名産地はフランスのボルドーやブルゴーニュ地方です。5大シャトーといわれるワインはボルドー、ロマネコンティはブルゴーニュです。
知識がない

ワインは飲むものであり、アルコール飲料です。難しく考えずにおいしいや好き、嫌いと判断して全然構いません。人には好き嫌いが必ずあり何も知識が無くてもまた飲みたい、飲みたくないは判断できるでしょう。
また飲みたいと思ったワインを覚えておくとまた次に飲むワインが選びやすくなってきます。知識はソムリエに任せてわがままに好きな印象を伝えることが一番好みに近いワインと出会える近道です。
ワインの考え方
ワインは少し覚えるだけで世界が広がります。また産地のことを知っているとより美味しく感じることもあります。自分の好きな産地、品種からはじめていくことで、少しずつ知識を増やしていきましょう。また自分が飲んだワインの品種とビンテージを覚えておくと良いでしょう。
そして一番の近道はソムリエに聞くことが一番です。豊富な知識と経験であなたの好きなワインを選んでくれると思います。そう願います。
私自身も常にワインの勉強をし、ヨーロッパのワイン産地やワイナリーを廻り、ワイン造りの工程からブドウの生産まで自分の目で見てきました。
生産者の思いやこだわり、気候との闘いといったことまで細かく勉強することで1本のワインへの考え方が変わりました。その生産者がのこだわりと飲む方の好みが一致した時にはより楽しく、おいしく思っていただけると思っております。
そんなワインをピックアップしてくれるサイトを見つけたのでよければお試しください!
まずはソムリエが選んだワインや、ソムリエに自分の好みをリクエストしてみましょう!
そこからワインのことを少しずつ知っていきましょう!