オルネライア当たり年!味わいと飲み頃を分析アートラベルも紹介!

オルネライアアートボトル イタリア

オルネライアの当たり年、味わい、飲み頃を分析して紹介します。オルネライアは2001年にはワイン・スペクテーター「ザ・トップ100ワイン」にてなんと第1位を獲得。世界有数のワインメーカーとしての地位を不動のものにしています。2006年よりアートラベルもあり注目されています。スーパータスカンの筆頭ともいわれているオルネライアを見ていきましょう。ちなみに「ORNELLAIA」オルネッライアとも呼ばれています。

オルネライアの当たり年(ヴィンテージ)

収穫するぶどう

オルネライアのヴィンテージの評価から当たり年を分析していきましょう。
オルネライアの当たり年を分析するには2000年代に入ってから急激に品質の安定、天候に恵まれない年でも生育への研究、醸造への研究やブレンド比率等の改良により、高品質を保っております。

ここから紹介するヴィンテージに関してはどれも当たり年と言って良い品質と評価を受けております。

その中でも更に高評価を受けているヴィンテージに関しては下記になります。

2019年 2018年 2016年 2015年 2008年 2006年

特に評価の高い当たり年は上記になりますが、オルネライアの技術や、天候に左右されない技術は素晴らしいものがあります。早速高評価のヴィンテージを見ていきましょう。

Amazonや楽天市場へ購入可能なリンクを紹介しておりますが、品切れになっている可能性があります。
ご紹介していないヴィンテージも下記のリンクからAmazon、楽天市場へ進み、そちらから「オルネライア 2008」などと検索して探してみてください。

オルネライアは飲み頃のヴィンテージを購入するのが凄く難しいです。

日本の市場に出回る本数が少ないのも原因でもありますが、比較的若いヴィンテージ購入して、飲み頃まで熟成させることが必要です。

当たり年のワインが売っている時はすぐに購入することが、一番大切だと思います。

オルネライア2020年当たり年

■Wine Advocate 95
■Wine Spectator 96

高評価をされているのが2020年のヴィンテージになります。
今購入できるこの新しいヴィンテージがこの評価です。飲み頃までは少し時間が必要となりますが、今から寝かせて飲み頃を待つのも楽しみ方の一つですね。

オルネライア2020年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 50%
メルロー 32%
プティ・ヴェルドー 5%
カベルネ・フラン 13%

飲み頃:2026~2045年

「オルネッライア 2020の色調は、例年通りの深いルビー色で、香りには熟した赤い果実が明確に出ており、繊細なヴァニラの香りや柔らかい刻みタバコのニュアンスも感じます。口に含むと、円熟したビロードの舌触りがあり、非常に心地よく、もっと味わいたい気分になります。タンニンは、凝縮感があると同時に
非常にエレガントで、香り高い余韻がいつまでも続きます」

オルネライア2019年当たり年

■Wine Advocate 97
■Wine Spectator 96
■James Suckling 97
■Antonio Galloni 97+

高評価をされているのが2019年のヴィンテージになります。
今購入できる新しい年がこの高評価です。飲み頃までは少し時間が必要となりますが、今から寝かせて飲み頃を待つのも楽しみ方の一つですね。

オルネライア2019年の4つの品種構成比率
昨年の半分以上の割合だったメルローからカベルネ・ソーヴィニョンへ構成の変化がみられます。
カベルネ・ソーヴィニヨ 62%
メルロー 31%
プティ・ヴェルドー 4%
カベルネ・フラン 3%

オルネライア2018年当たり年

■Wine Advocate 95
■Wine Spectator 95
■James Suckling 97
■Antonio Galloni 97

2018年もとても評価が高く素晴らしいヴィンテージの一つです。
ここ最近はとても評価が高いワインが造り出されております。

オルネライア2018年の4つの品種構成比率
こちらも昨年からの品種の構成に変化がありメルローが品種の大半を占めております。
メルロー51%、
カベルネ・ソーヴィニヨン 40%、
カベルネ・フラン 7%、
プティ・ヴェルドー2%

オルネライア2017年当たり年

■Wine Advocate 96
■Wine Spectator 94
■James Suckling 97
■Antonio Galloni 97

オルネライアの最近のヴィンテージに関しては低い評価になること自体が少なく高品質を維持しています。この年もまた言うまでもなく高評価です。

オルネライア2017年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ56%、
メルロー25%、
プティ・ヴェルドー10%、
カベルネ・フラン9%

オルネライア2016年当たり年

■Wine Advocate 98
■James Suckling 98
■Wine Spectator 96
■Antonio Galloni 96+

2016年のオルネライアは高評価の中でも更に上をいくほどの評価になっております。

オルネライア2016年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨンが主体で半分を占めています。
51%カベルネ・ソーヴィニヨン
27% メルロー
18% カベルネ・フラン
4% プティ・ヴェルド

オルネライア2015年当たり年

■Wine Advocate 93
■James Suckling 98
■Wine Spectator 97
■Antonio Galloni 98

2015年オルネライアは素晴らしい評価を受けております。

オルネライア2015年の4つの品種構成比率
53%カベルネ・ソーヴィニヨン,
23% メルロー,
17% カベルネ・フラン,
7% プティ・ヴェルド

オルネライア2014年

■Wine Advocate 94
■Wine Spectator 90
■James Suckling 95
■Antonio Galloni 91

2014年はブドウの生育には少し雨が多くとても手間暇を必要とし、収穫期間が最も長く、最も遅く終わった年でした。オルネライアにしては少し評価が低めですが、この気候でもこの評価を出す洗礼された技術には素晴らしいものがあります。

オルネライア2014年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 34%
メルロー32%
カベルネ・フラン14%
プティ・ヴェルド20%

オルネライア2013年当たり年

■Wine Advocate 96
■Wine Spectator 93
■James Suckling 98
■Antonio Galloni 96+

2013年も素晴らしい評価を受けております。

オルネライア2013年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 45%
メルロー38%
カベルネ・フラン10%
プティ・ヴェルド7%

オルネライア2012年

■Wine Advocate 94
■Wine Spectator 93
■James Suckling 97
■Antonio Galloni 94+

ジェームス・サックリングが高得点を出している年です。

オルネライア2012年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 56%
メルロー27%
カベルネ・フラン10%
プティ・ヴェルド7%

オルネライア2011年

■Wine Advocate 94
■Wine Spectator 96
■James Suckling 96
■Antonio Galloni 97

オルネライア2011年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 51%
メルロー32%
カベルネ・フラン11%
プティ・ヴェルドー6%

オルネライア2010年

■Wine Advocate 97+
■Wine Spectator 94
■James Suckling 95
■Antonio Galloni 98

オルネライア2010年の4つの品種構成比率
53% カベルネ・ソーヴィニョン
39% メルロー
4% カベルネ・フラン
4% プティ・ヴェルド

オルネライア2009年当たり年

■Wine Advocate 97
■Wine Spectator 94
■James Suckling 96
■Antonio Galloni 97

オルネライア2009年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 52%
メルロー22%
カベルネ・フラン21%
プティ・ヴェルド5%

オルネライア2008年当たり年

■Wine Advocate 97
■Wine Spectator 93
■James Suckling 98
■Antonio Galloni 97
■Falstaff 96

オルネライア2008年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 54%
メルロー27%
カベルネ・フラン16%
プティ・ヴェルド3%

オルネライア2007年

■Wine Advocate 93
■Wine Spectator 97
■James Suckling 98
■Antonio Galloni 93

オルネライア2007年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ 55%
メルロー27%
カベルネ・フラン14%
プティ・ヴェルド4%

オルネライア2006年当たり年

■Wine Advocate 97
■Wine Spectator 95
■James Suckling 98
■Antonio Galloni 97

オルネライア2006年の4つの品種構成比率
56% カベルネ・ソーヴィニョン
27% メルロー
12% カベルネ・フラン
5% プティ・ヴェルド

オルネライア2004年当たり年

■Wine Advocate 95
■Wine Spectator 97
■James Suckling 97
■Antonio Galloni 95

オルネライア2004年の4つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ60%
メルロー25%
カベルネ・フラン12%
プティ・ヴェルド3%

オルネライア2001年

■Wine Advocate 96
■Wine Spectator 95
■Antonio Galloni 96

オルネライア2001年の3つの品種構成比率
カベルネ・ソーヴィニヨ65%
メルロー30%
カベルネ・フラン5%

オルネライアの味わい

熟成樽からワインを分析する人

オルネライア2019の味わいをみていきましょう。

各区画のぶどうをそれぞれの特徴が最大限に引き出されるよう別々に醸造し、それをオルネライアの理念を体現できるようにブレンドしていく方法を採用しているオルネライア。このこだわりがあり、高品質なワインが造られていきます。

スパイスが豊かで魅力に溢れる香りが特徴的で、黒コショウ、セージ、香草のニュアンスも感じます。

口に含むと果実味が豊かで、ボディーが非常に大きく、活力に溢れるボリューム感です。凝縮度がとても高く滑らかなタンニンで風味が口の中に広がり、爽やかな余韻がいつまでも美しく続きます。

オルネライアの飲み頃

飲み頃の樽

飲み頃に関して10~30年です。
熟成させることでより複雑性が増し、酸とタンニンに変化が感じられます。

当たり年のワインの飲み頃に関しては15年~30年目に飲むことをおすすめします。

もちろんですが、当たり年のワインは30年の熟成にも耐えますので、今購入することのできる飲み頃のヴィンテージを選ぶこともおすすめです。

スーパータスカンについて

スーパータスカンに関する詳しい記事はこちら↓
ルーチェワインの当たり年!(LUCE)

ボルゲリ サッシカイアの当たり年!ワインの飲み頃と評価

オルネライアの歴史

オルネライアは1981年に創立の比較的新しいブランドといえます。

オルネライアの歴史
  • 1981

    創立

    ロドヴィーコ・アンティノリ侯爵がオルネライアを創立

    シャトーの建物
  • 1982
    最初の畑

    オルネライア最初の植樹

    最初のブドウ樹
  • 1985
    1985年ヴィンテージ

    1985年ヴィンテージからワイン造りを開始

    最初の
  • 1989
    正式に開業

    正式に開業オルネライアが公式に開業

    ぶどう畑
  • 1991
    ミシェル・ローラン

    世界的な醸造コンサルタント、ミシェル・ローランの指導を受ける

    ミシェル・ローラン

    ベレーリア
    最初の畑であるベレーリアに植樹

    ぶどう畑2
  • 1993
    レ・ヴォルテ・デル・オルネライア

    同ワインの最初のヴィンテージとして1991年をリリース

    オルネライアファーストボトル
  • 1999
    オルネライアのセカンド・ラベル

    オルネライアのセカンド・ラベルとなるレ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライアの最初のヴィンテージとなる1997年をリリース

    ジョヴァンニ・ゲッデス

    世界的なワイン生産者、ロバート・モンダヴィ社がオルネライアの株式の一部を取得。ジョヴァンニ・ゲッデス・ダ・フィリカーヤをCEOに任命

    ジョヴァンニ・ゲッデス
  • 2002
    モンダヴィ

    ロバート・モンダヴィ社がオルネライアの全株式を収得し、50%をフレスコバルディ侯爵家に移譲

  • 2005
    フレスコバルディ侯爵家

    ロバート・モンダヴィ社からコンステレーション・ブランズ社へ移譲した株式の残りの50%をフレスコバルディ侯爵家が取得。フェルディナンド・フレスコバルディ侯爵が会長に就任

    フレスコバルディ侯爵家

    ベレーリア
    ベレーリアの畑の植樹が完了

    ベレーリアの畑の植樹

    アレクシス・ハインツ
    最高醸造責任者にアレクシス・ハインツが就任

    アレクシス・ハインツ
  • 2006
    樽熟庫

    新しい樽熟庫が竣工

    樽
  • 2008
    オルネライア20周年記念

    創立20周年を記念して、オルネライア2005の特別版として大型ボトルをリリース

    大型ボトルをリリース
  • 2009
    ヴェンデミア・ダルティスタ

    2006年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「レズブランツァ(活力)」をモチーフに、ルイジ・オンターニが作品を制作

    ヴェンデミア・ダルティスタ
  • 2010
    ポッジョ・アッレ・ガッツェ デル・オルネライア

    同ワインが装いを新たにし、2008年ヴィンテージを限定販売

    2008年ヴィンテージボトル

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2007年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「ラルモニア(調和)」をモチーフに、ガーダ・アメールとレザ・ファルキャンデが作品を制作

    ヴェンデミア・ダルティスタ
  • 2011
    オルヌス・デル・オルネライア

    デザートワイン、オルヌス・デル・オルネライアの初ヴィンテージとなる2008年を限定販売

    オルヌス・デル・オルネッライア

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2008年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「レネルジーア(精力)」をモチーフに、レベッカ・ホーンが作品を制作

    レベッカ・ホーンが作品
  • 2012
    ヴェンデミア・ダルティスタ

    2009年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「レクイリブリオ(均衡)」をモチーフに、張洹(ジャン・ホアン)が作品を制作

    レクイリブリオ
  • 2013
    ヴェンデミア・ダルティスタ

    2010年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「ラ・セレブラツィオーネ(祝福)」をモチーフに、ミケランジェロ・ピストレットが作品を制作

    ミケランジェロ・ピストレットが作品のボトル
  • 2014
    ヴェンデミア・ダルティスタ

    2011年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「リンフィニート(無限)」をモチーフに、 ロドニー・グラハムが作品を制作

    モチーフに、 ロドニー・グラハムが作品を制作
  • 2015
    オルネライア・ビアンコ

    同ワインの初ヴィンテージとなる2013年をリリース

    ワイン

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2012年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「リンカント(魅惑)」をモチーフに、 ジョン・アームメーダーが作品を制作

    リンカント(魅惑)をモチーフ制作
  • 2016
    オルネライア・アルキーヴィオ・ストーリコ

    2016年から、サザビーズのニューヨーク、ロンドン、香港の各支社を通じて、バック・ヴィンテージをオークションで販売

    ワインボトルオルネライア

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2013年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「レレガンツァ(優美)」をモチーフに、 曽根裕(そねゆたか)が作品を制作

    彫刻
  • 2017
    オルネライア・アルキーヴィオ・ストーリコ

    2017年から、オルネライアの古酒をフィレンツェの建築家、マルコ・マーニと、ピエロ・グイッチャルディーニが設計したアルキーヴィオ・ストーリコで保管

    保管庫

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2014年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「レッセンツァ (本質)」をモチーフに、エルネスト・ネートが作品を制作

    アートボトル
  • 2018
    オルネライア創立30周年

    創立30周年を記念して、2015年ヴィンテージをリリース

    創立30年ボトル

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2015年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「イル・カリズマ(偉人)」をモチーフに、ウィリアム・ケントリッジが作品を制作

    ウィリアム・ケントリッジが作品ボトル
  • 2019
    レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネライアの20

    周年同ワインの2017年ヴィンテージをリリースし、20周年を祝福 anniversary.

    20周年を祝福anniversaryボトル

    DOCボルゲリの誕生25周年

    logo

    ヴェンデミア・ダルティスタ
    2016年ヴィンテージの特徴として選んだ言葉、「ラ・テンシオーネ(緊張)」をモチーフに、 シリン・ネシャットが作品を制作

    シリン・ネシャットが作品を制作ボトル

    「マインズ・アイ」プロジェクト
    2019年から、ヴェンデミア・ダルティスタの収益金をソロモン.R.グッゲンハイム財団が進める新プロジェクト、「マインズ・アイ」に全額を寄贈

    建物

収穫時期の見極める確かな技術

ぶどうを見極める人

オルネライアでは、ヴィンテージごとの個性や特徴をしっかり見極められ、ブドウごとに最適のタイミングで収穫することが高品質のワインを造る唯一の方法と考えられています。

収穫の時期になると、時間を惜しまず忍耐強く畑でブドウを観察し、ワインの香り成分が頂点に達する時期、タンニンが柔らかく絹のように滑らかになるタイミングを見極め、しかも果実味に富み、華麗なワインに育つ時期をチェックするため、日々、綿密に試飲を繰り返しています。

一つの畑を個性の豊かな一人の人間として扱い、収穫したブドウは一房ごとに二重でチェックされ、未熟な房を一つも入れず、高品質なブドウだけを厳しく選抜しています。

あらゆるレベルで極上にこだわる

オルネライアのブドウ畑で働くスタッフ

オルネライアの哲学はものすごくこだわりがあり、「あらゆるレベルで極上にこだわる」ことを軸にしています。

細かい判断や一瞬の決断の一つ一つが極めて重要であると常に考え、細部まで最大限の注意を払っています。ワイン造りでは、どれほど小さいプロセスにも近道はなく許されません。

気候が大きく激しく変動するヴィンテージであっても、極上のブドウを育てて収穫できるのはこのためです。

収穫では、測定したデータを分析し、熟練した職人の長い経験から、どの区画のどのブドウをどの順序で摘むか決定します。いろいろな区画のブドウを分析的に試食することで、タンニンの成熟度や房のバランスを正確に把握していきます。

ぶどうの選別


これにより、各区画の最適な収穫時期が分かり、醸造や熟成の方針を決定できます。収穫されたブドウは二段階に分けて厳しく選別しています。最初の選別プロセスでは、房の品質をチェックし、続いて、一粒ごとにブドウを厳しく選んでいきます。

収穫したブドウは、区画ごとに別々のタンクで発酵させていきます。それぞれがベースワイン(60以上あります)となります。ブドウが育った区画の個性やテロワール(土壌の性質、気候条件、ブドウの品種)を考慮してブレンドして最終的なワインになります。

フレンチ・オークの小樽で12ヶ月間熟成させた後、樽を選んでからブレンドします。この選択プロセスでは、オルネライアの特徴であるエレガントさが出ていること、ヴィンテージの特徴が現れていることを重視しています。

オルネライアのテロワール

オルネライアぶどう

オルネライアはボルゲリに近い山麓に位置しており、丘に囲まれ、地中海まで数キロの地にあります。

夏には、地中海から吹く涼しい風がブドウ畑やオリーブの間を優しく通り抜け、冬季は北から吹く冷たい風を丘が遮ります。

オルネライアでは、ブドウが育ったテロワールをそのまま表現したものが独自のオルネライアワインと考えています。

この地では、変化に富んだ地形や土壌(海洋性、沖積性、火山由来の土壌)が地中海性気候を一体となって個性豊かなテロワールを造り、黒ブドウと白ブドウの両方に最適の自然環境となるのです。

丘のはるか上まで続く畑は、自然の美しさがそのまま残った地形に溶けこみ、幾何学模様が美しい巨大なモザイクに見えます。

ここは、世界でも例を見ないユニークな場所で、群を抜いて優雅で美しく複雑なワインが生まれる地なのです。

オルネライアでは、長い間蓄積した経験、深い知識、的確な判断により、品質と評価が飛躍的に上がりましたが、上質で優雅なワインの背景にあるのはやはりこの素晴らしいテロワールです。

日々、テロワールからインスピレーションを受けており、テロワールの素晴らしさを新しくて独創性の高い方法で表現したいと強く考えられています。

醗酵と醸造

樽に注がれるワイン

オルネライアはここでも畑の区画ごとに醸造・熟成させ、畑の区画の個性や特徴を最大限に表現することを頑なに守ります。

ワインを毎日、丹念に正確に試飲し、各区画ごとの70から80種類ものベースワインを評価し、ブドウをどれだけの期間、果汁と接触させ、また、果実味をどの程度、抽出するかを決めたり、小型のフレンチ・オークの樽で熟成させたり、樽ごとのワインの特徴を把握したりと手を抜くことなく細かく管理したのちに、ワインを選びブレンドし、絶妙なバランスの取れたあの官能的なエレガントなワインが造られます。

オルネライアまとめ

畑とスタッフ

スーパータスカンの筆頭とも言われているオルネライアですが、テロワールにも恵まれてはおりますが、品質を第一に考える哲学のもと、素晴らしいワインが造られております。

けっして妥協を許さないぶどう作りから、各区画で造られたぶどうを別々に醸造されブレンドの工程までに至ります。

各ヴィンテージを見てみると品種のブレンド構成の比率が違いますが、毎年のように素晴らしい品質を保たれています。

問題は古いヴィンテージのワインを日本で探すことがものすごく難しいことです。
当たり年で飲み頃のワインを買うチャンスは無いと思います。


若いヴィンテージを購入して飲み頃まで自宅のワインセラーで寝かせることが必要です。

早飲みには向かない品質の高いワインではありますが、もし仮に早飲みでオルネライアのワインを飲みたい場合は、セカンドなども視野に入れるよいでしょう。

イタリアで生まれるスーパータスカンの筆頭オルネライア是非飲んでみてください。

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