カロンセギュールのセカンドワインとは!セカンドの当たり年も解説

カロン・セギュールセカンドワイン フランス

あのシャトー・カロン・セギュールのセカンドワインと当たり年をご紹介。「サン・テステフのシャトー・マルゴー」と称えられる、カロン・セギュールのセカンドラベル。滑らかなタンニンと程よく甘い味わいがとても魅力的です。このセカンドワインの魅力やあのカロンセギュールがどのようにセカンドを作っているのかを解説。

「セカンドの概念」

赤ワインで乾杯

セカンドラベルのル・マルキ・ド・カロン・セギュールは、シャトー・カロン・セギュールの品質を維持するために、わずかに規定に満たなかったブドウから造られます。

ラベルもファーストと同じハートのモチーフを使い2013年ヴィンテージから【ル・マルキ・ド・カロン・セギュール】となりました。

ワインアドヴォケート誌でも、ヴィンテージ2013から軒並み90点以上と高く評価されており、コスパに優れたセカンドとして人気を集めています。

約3割の価格で購入が可能

■5,000円前後で購入可能

格付け以上の人気を誇るのがあのメドック格付け第三級のシャトー、カロン・セギュール。その約3割という価格で(現在は約5,000円前後で購入できます)、カロン・セギュールの大切な要素を愉しめるセカンドラベルがル・マルキ・ド・カロン・セギュールです。

ファーストと比べるとメルロの比率が高いので、若いうちから楽しめる親しみやすいスタイルに仕上がっています。早飲みができるのはセカンドの魅力ではないでしょうか? そんなセカンドワインをこの機会にぜひお愉しみ下さい。

セギュール侯が最も愛したシャトー

カロンセギュールの畑

■セギュール侯爵が最も愛したシャトー
■「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」
■「品質のためにやるべきことは全てやる」

「ブドウ畑の王子」と呼ばれたあのセギュール侯爵が最も愛したシャトー
有名なハートが描かれた愛らしいラベルが印象的で、お祝いの贈り物として非常に人気のあるシャトー・カロン・セギュールですが、メドック格付け第三級ながら、いつの時代も格付け以上の知名度と人気を誇っている銘柄です。

カロン・セギュールが所有する石灰質土壌の砂礫と鉄分を多く含む広大な畑は、ローマ時代から優良畑として名を馳せてきましたが、シャトーとしての評判を確立したのは、18世紀、セギュール侯爵がシャトーを所有する時代になってからです。ラフィットやラトゥール、ムートン・ロートシルトまでを所有し、「ブドウ畑の王子」と称されたセギュール侯爵が、「われラフィットやラトゥールをつくりしが、わが心カロンにあり」と語ったという逸話はとても有名です。

侯爵は「品質のためにやるべきことは全てやる」という徹底した品質主義で、常に安定したワイン造りを守り続けてきました。その魅力とは、「サン・テステフのシャトー・マルゴー」と例えられ、強さを秘めた優美さ。長期熟成によって華開く堅牢な造りと、ハートをモチーフとした愛らしいラベルにより、世界中のワインファンから信頼を寄せられている、別格の格付けシャトーです。

畑の区画は違うが醸造工程はカロンセギュールと全く同じ

こちらのセカンドラベル、ル・マルキ・ド・カロン・セギュールは、畑の区画は異なるのですが、醸造工程はカロンセギュールのファーストラベルと全く同じように造られています。収量は45hl/ha。ブドウは手摘みで丁寧に収穫されており、手作業にて厳しく選果を行います。その後、ステンレスタンクで温度を保ちながら18~21日間発酵します。そして新樽率30%のフレンチオーク樽で17ヵ月間熟成されます。メルロの比率がファーストに比べて高いことで若いうちから楽しめ、親しみやすいスタイルに仕上がっています。

ル・マルキ・ド・カロン・セギュールの味わい

ル・マルキ・ド・カロン・セギュールの味わい

外観は紫がかった深みのあるルビーレッドで香りは、カシスや熟したブルーベリー、プラムなどの果実の香りを感じます。

さらに黒コショウやチョコレート、黒鉛、少しスモークのニュアンスのあり、芳醇で凝縮感のある印象です。口に含むととてもジューシーな果実味が口の中で広がり、滑らかなタンニンとワインを引き立てる酸が調和した、モダンでエレガントな味わいです。

終盤にはバニラやシナモンのような余韻があります。品種の構成がメルローが約6割以上でカベルネ・ソーヴィニヨンが約4割以下(ヴィンテージにより違いあり)となっているのが香りや味わいに影響を与えています。

特別な日のディナーから気軽にパーティーまで

partyにも

どんな場面でも気軽に手を出せる値段でもあるので、記念日など友人との気軽なパーティーで気軽に飲めるワインです。もちろん本当に特別な日にはファーストラベルのカロンセギュールをおすすめしたいですが、記念日でなくても飲める気軽さがこのワインの価格と魅力に反映されています。

セカンドの当たり年

2018年、2017年、2016年、2015年、2014年

シャトー・カロン・セギュールで特に秀逸な年は1995年、2003年、2014年です。セカンドのル・マルキ・ド・カロン・セギュールの2014年も同じように特に秀逸であるといえます。

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まとめ

第一級のシャトー・マルゴーでは17世紀にはすでにセカンドワイン用のブドウをセレクションしていました。どの区画が最高のブドウを生むのかを判断し、そうでない区画を分けて醸造していました。

決して2番手を作る為に作られたのではなく、完璧なワインを追求する為に生まれたのがセカンドです。

そのシャトーが試行錯誤して育てたブドウで生まれたセカンドがとてもお手頃に飲むことができる、そしてファーストラベルワインへの期待が膨らむセカンドワインをまずは試してみてください。

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