シャトーマルゴーの当たり年は?ワインの女王と言われる理由と品種を分析!

シャトーマルゴー品種と評価 フランス

フランスボルドー地方のワインシャトーマルゴーの当たり年とワインを分析して品種、ビンテージ、味わい、産地の特徴や、価格といった情報までそして5大シャトーという言葉を聞いたことのある方も多いかと思いますが、常に注目を集める貴重なワインについて説明しています。

シャトー・マルゴー

シャトーマルゴー

生産者
CH.MARGAUXシャトー・マルゴー

生産地
フランスフランス ボルドー マルゴー

品種
・カベルネ・ソーヴィニヨン
・メルロ
・カベルネ・フラン
・プティ・ヴェルド
(ビンテージによっては品種の割合や構成が変わります。)

格付け
メドック格付け第1級

容量
750ml

原産地呼称
AOC. MARGAUX

シャトー・マルゴー当たり年

早速ですが気になる当たり年を紹介します。

■1996年、2000年、2005年、2009年、2010年、2012年、2014年、2015年

その中でもロバート・パーカーは、1996年、2000年に100点をつけております。もしかすると見つかる可能性もあるので色々探してみましょう。現在2022年では下記のAmazon、楽天で一応見つけることができました。

ワインの女王 「ボルドーの宝石」

「ボルドーの宝石」といわれ、5大シャトーの中で特に高貴でエレガント。華やかさと力強さを備える、優美なメドックの女王です。

ワインの女王と呼ばれボルドーワインの中でも、「女性的なワイン」として優美なスタイルで、マルゴー特有のエレガントなスタイルをお楽しみいただけます。

味わいや飲み頃

気高く柔らかなタンニンが極上の口当たりを演出します。突起する特徴的な雑味もなく本当にエレガントで芯は強いが滑らかなワインです。
シャトーマルゴーは飲み頃をしっかりと見極める必要があり、最高な状態で飲んでいただきたいワインです。
飲み頃は10年~60年ともいわれております。
生産された年によっても違いがありますのでソムリエに聞いてみましょう。

プレゼントや記念日に

こちらのワインは記念日や特別な日、プレゼントとしてもとても人気です。
ただ高価で、どのビンテージでも置いてあるというお店は少ないでしょう。
値段はもちろん高価で7万~でビンテージや特別モデルによってはかなり高額になります。
それだけ希少でありプレゼントでは喜ばれるワインです。

変わりゆくスタイル

1855年の格付けが行われた当時から5大シャトーの先頭を争う高貴なワインである

、シャトー・マルゴー。若いうちはタンニンが堅くガードしており、飲み頃を迎えるまでには時間を要しますが、長期熟成を経てから現れるうっとりとするような滑らかな舌触り、そして豊かな味わいは多くのワインファンの心を掴んで離しません。

ワイン愛好家を虜にする、そんなシャトー・マルゴーは、2006年からマルゴー特有のエレガンスを最大限に引き出すため、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めており、造られるワインも新樽率100%というこだわり。

また収穫においても選果をさらに厳しくし、ファースト・ラベルに使われるブドウは全体の僅か35%前後です。素晴らしいテロワールで育ち、厳しい選果をクリアした珠玉のブドウだけをグラン・ヴァンに使用しています。

口当たりはとても滑らかで、しっかりしたボディと繊細さを備えた味わい。並外れたタンニンは、非常にしなやかで、柔和で優しく最後まで残ることでしょう。「ワインの女王」と呼ばれるボルドーワインの中でも、シャトー・マルゴーは「特に女性的なワイン」とも形容されるワイン。重厚な芳香ながらもふくらみがあり、柔らかく、優美さを堪能いただけます。(引用 ENOTECA ONLINE)

ボルドーの宝石

シャトーマルゴー2

シャトー・マルゴー CH.MARGAUX
特に高貴でありエレガントと称される、ボルドーの宝石

1855年に行われた格付け当時から五大シャトーの先頭を争う高貴なワインであるシャトー・マルゴー。パリ万博の際に行われたメドックの格付けでは、最高級の格付け第一級を獲得。さらに、その際に行われた満点20点のテイスティングでは唯一満点評価を受け、名実ともにボルドーワインの頂点へ登り詰めました。

30年にわたりシャトー・マルゴーの最高醸造責任者を務めた故ポール・ポンタリエ氏は、シャトー・マルゴーを「ベルベットの手袋の中の鋼鉄の拳」と表現。そのように女性らしくも芯のある力強さを秘めたワインと形容される理由は、第1に香り高く優雅で、マルゴー特有のエレガンス。それに加えて、たっぷりとした果実味に豊富なタンニンを備えていることからです。

ポンタリエ氏が語った「上質なブドウ果実が手に入れば、醸造はその表現を最大限に引き出すことに全力を尽くすだけだ」とあるように、素晴らしいテロワールを活かしたワインを造るために、栽培から醸造まで全てを徹底しています。そうして生み出されるのがこのグラン・ヴァン、シャトー・マルゴーなのです。

メドックの中で特に女性的で華やかなワインを生む銘醸地

マルゴーはメドックの中で最も南、ジロンド河の上流に位置する村で、畑が位置するのも内陸寄りです。砂利質土壌が入り混じった、石灰質や粘土質の土壌が味わいに陰影を与えています。広い村ですがブドウ畑の面積は村の約2割程度で、五大シャトーの一つ、シャトーマルゴーをはじめとするシャトーが点在。そのため、シャトーごとのテロワールが異なり、様々なタイプが存在するアペラシオンです。

よくマルゴーのワインは「女性的」という表現をされていますが、実際に飲んでみるとわかるのですが、多くのワインが非常に厳格な印象があり、「華やかだが、芯は強い」そんな深い女性像を思わせます。

ボルドーワイン

Bordeaux(ボルドー)という言葉は「水のほとり」を意味する古語に由来します。 その名の通りでゆったりと大河が流れ大西洋に注ぎ込むフランス南西部の港町です。

ボルドーメドック格付け1級

「5大シャトー」この言葉を一度は聞いたことのある方も多いかと思います。常に注目を集め、その価格は年々上がり続けているワインです。 ワイン好きの方は一度は口にしたことがあるかもしれませんが、今ではもう死ぬまで一度も口にすることがない方もいると思います。
それぐらい人気であり希少なワインでもあります。もちろん高価で取引されております。

5大シャトーの紹介リンクはこちら

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格付けの経緯

メドック格付けは、1855年パリ万国博覧会の際、当時の流通価格を元にナポレオン3世の要請を受けて制定された独自の格付けです。1級から5級まで61シャトーが格付けされました。この格付けは、これまでの歴史の中で一度だけ変更を加えたきり現在まで変わらず存在しています。

5大シャトー

シャトー・ラフィット・ロートシルト 、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・ムートン・ロートシルト
これら5つのシャトーが通称「5大シャトー」と呼ばれております。
シャトー・ムートン・ロートシルトに関しては、1973年に第1級に昇格しました。そしてこの5つのシャトーがボルドーワイン界のトップに君臨する存在として知られております。

品種について

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネソーヴィニヨン

フランス・ボルドー地方原産の黒ブドウ品種。ボルドーが世界一有名なワイン産地であるのと同様に、ボルドー原産のカベルネ・ソーヴィニヨンも世界一有名なブドウ品種です。カベルネ・フランとソーヴィニヨン・ブランの自然交配により生まれたとされていて、小粒で果肉に対して種子の比率が大きく、果皮が厚いため、タンニン(渋み成分のポリフェノールの一種)が豊富で色調の濃いワインになります。

ボルドーではジロンド川左岸のメドックやグラーヴ地区で主に栽培され、引き締まった味わいの長期熟成タイプのワインが造られます。故郷のボルドーから世界各国へ赤ワイン用ブドウの中で栽培面積世界第1位を誇るカベルネ・ソーヴィニヨン

晩熟で、冷涼な産地では十分に熟成しづらいため、比較的温暖で雨量が少なく、水はけの良い場所で栽培されています。フランスでは1980年代に栽培面積が増加し、ボルドー地方からヨーロッパ全土に広がり、アメリカのカリフォルニア州やチリ、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン、日本のほか、中国の雲南省や山西省でも栽培されている。

メルロー

メルロー

フランスで最も沢山植えられている黒ブドウの品種はメルロー。 ワインの色は濃く、味わいにも厚みがありますが、カベルネ・ソーヴィニョンより角がなく、まろやかなので、 比較的若いうちから飲みやすいです。

カジュアルな赤ワインから「ペトリュス」のようなとんでもなく高級なワインにも使用されている品種です。香りはやや粒の大きい黒果実でプルーン等に例えられます。

熟成することで土っぽいニュアンス、素晴らしい山地で造られたワインにはトリュフのような高貴な香りを感じます。 ワインをブレンドする上で、カベルネ・ソーヴィニヨンに不足している部分をとてもうまく補うことのできる、優れた相棒です。

カベルネ・フラン

カベルネフラン

カベルネ・フランは赤ワインの原料となる果皮が黒いブドウで、カベルネ・ソーヴィニヨンの交配親(原種)です。房は小さめ、青みを帯びた黒い果粒で、ブドウの外見はカベルネ・ソーヴィニヨンにかなり似ています。

一般的には、ボルドーの赤ワインに代表されるように、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロのワインにブレンドする品種として栽培されていますが、カベルネ・フラン主体もしくは単独で造られるワインもあります。

プティ・ヴェルド

このプティ・ヴェルドは、とても力強く、パワフルなぶどう品種です。
いわゆる「フルボディ」のワインです。

色濃く、香りが豊かで、しっかりとした酸味と豊かな果実味が感じられます。さらに、ワインの渋みである「タンニン」も豊富に含まれているので、骨格のしっかりとしたワインになります。

優美で力強く気高く美しい女性を思わせる

一生のうちで一度は飲んでおきたいワインであるシャトーマルゴーですが、5大シャトーでも常に注目されている印象です。

これは力強いボディなのにエレガントという印象がぴったりでボルドーワインに求めるすべてを完ぺきに感じさせてくれるからだと思います。
今度はどのビンテージに出会えるのか楽しみです。

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